映画感想ライブラリー

文才ない人間が人気作からB級まで映画を見た感想を書くブログ※辛口注意

ストレージ24

 

 

あらすじ

ロンドン市街にて軍用貨物機が墜落し大破。輸送中の極秘兵器がぶち撒けられたことによって、街は未曾有の混乱状態に陥ってしまう。
時を同じくして、貸し倉庫【ストレージ24】を訪れていたチャーリーと元恋人のシェリーは、友人達と一緒に突如起こった停電により倉庫内に閉じ込められてしまう。
彼らは同じように閉じ込められてしまった人々と、何とか脱出を試みようと、迷路のような倉庫で出口を求めてさまよい始めるが、事態は一向に好転しない。
すると突如、人間ではない“何か"の襲撃を受け、彼らは1人また1人と無残に命を奪われてゆく・・・。

 

 

登場人物

チャーリー…シェリーに振られ落ち込んでいる。

シェリー…チャーリーの元恋人。チャーリーを振る。

マーク…チャーリーの親友で恋人に振られた彼を慰める。

ニッキー…シェリーの親友。いい人。

 

一言コメント:人形は大事にしようね☆

 

感想(ネタバレ注意)

バカ男とクズ男とクズ女とその親友でいい子の4人が化け物に襲われながらも倉庫から脱出を目指すお話です。

本当にそれだけです。

いわゆるスリラー映画なんですが、合間合間に昼ドラの世界に入ります。

主人公チャーリーは理由なく恋人に振られて落ち込んでいたら、物語途中で実は自分の親友と恋人が出来てた事が判明するんです。

そこからはもう主人公×恋人×親友の三角関係勃発で空気も悪くなり、それをしつこいくらい引っ張ります。

後々のカタルシスを演出したい為でしょうが、親友のマークがとにかくクズに描かれるんですね。かっこよかったのは最初だけ。

数えるだけでも

振られたチャーリーを慰めつつ、裏でその恋人とデキてる

怪物に襲われたチャーリーを見捨てる

怪物に襲われたシェリーを見捨てる

チャーリー達が怪物に追われてるのを知っているのに自分がいる部屋の鍵を閉める

とクズ行動は4つはあります。

しかもヒロインのシェリーが性格だけじゃなく顔もブサイクなんです。

なんでこんな女取り合ってるんだよ?と突っ込みたくなるレベル。

ちなみにシェリーの親友ニッキーはそこそこキレイで

マークとシェリーの関係を知って二人に嫌味を言う

二人の関係を知って落ち込むチャーリを慰めようとする

怪物に捕らわれたシェリーを命がけで助けに行く

と凄まじくいい子です。こっちをヒロインにしたらよかったんでは?

肝心の怪物は正直そんな怖くないというか微妙なレベル…。

目新しさを感じないというか、グロさも怖さもありませんでした。

ただ怪物が音に敏感に反応するって事で、動く犬の人形を活用するっていうアイディアは可愛らしくてよかったですね。

シェリーを助けに行くとき小さな犬の人形が花火を背負って怪物に突撃していくシーンは、シュールさと愛らしさが混ざり合ってなんともいえない気持ちになりました。

バカ3人の昼ドラにうんざりしてたので、凄く癒しになりました。

ラストもこの手の映画でよくある救いのないエンド(まったくないわけじゃないけど)で目新しさもなかったですね。

この映画はアメリカの興行が72ドル(7,200円)だったそうですが、それも納得かも。

怪物から追いかけられるのはまだしも、それ昼ドラなんて見たがる人間がそんなにいると思えないです。

 

個人的点数:30

(かわいい犬の人形が大活躍するよ!)