映画感想ライブラリー

文才ない人間が人気作からB級まで映画を見た感想を書くブログ※辛口注意

スパイダー パニック!

 

 

あらすじ

アリゾナ州のとある田舎町・プロスパリティ。かつて金山として栄えた町も今は廃れていた。 そんな中、産業廃棄物を運搬中のトラックが誤って積荷を池に落としてしまう。

現場に程近い家には「外来クモ牧場」を名乗って数百匹に及ぶ世界の多種多様な蜘蛛を飼っている蜘蛛マニアの男、ジョシュアが住んでいた。そして彼は、産業廃棄物で汚染されたコオロギをそれとは知らず採取して、自分の蜘蛛たちに餌として与えてしまっていた。やがて蜘蛛たちは有害物質によって巨大化し、飼い主ジョシュアを殺害して飼育場から脱走、次々と町の人達を襲い始める。

異変に気づいた保安官サムは、町の人々を安全なショッピングモ-ルへと集まるようインチキラジオパーソナリティ・ハーランが務めるフリーダムラジオを使い呼びかける。

命からがら集まった人々はモールにある道具を手に取り、小さな町を救うため大きなクモ達に立ち向かうのだった…

 

 

 登場人物

クリス…十年ぶりに街に帰ってくる。サムに恋心を持つ。

サム…保安官。二人の子持ち。

アシュリー…お年頃なサムの娘。

マイク…蜘蛛に詳しいヲタクなアシュリーの弟。

ピート…保安官。サムの同僚。

ハーラン…宇宙人の存在を信じるラジオパーソナリティ

 

一言コメント:働き蜘蛛も大変です

 

感想(ネタバレ注意)

デカい蜘蛛に襲われるパニックムービー。なんですが、所々おバカなシーンもあって、どことなくコメディ要素も漂うB級映画です。

普通におもしろかったですね。

大量発生した蜘蛛に町の人間が襲われて、繭にされて連れ去られる。そしてそれは女王蜘蛛に献上され中身を吸われてしまうという設定。

蜘蛛はものすごく素早くてジャンプ力も半端ないんで、逃げ切るのはほぼ不可能。

しかも、地面からも飛び出してくるので上も下も注意しなきゃいけないという。

そんな結構ヤバめな蜘蛛相手なのに、コメディー的な要素があるからなのか主要キャラは軒並み生き残ってました(笑)

アシュリーの彼氏の父親も明らかに悪い奴なのに、悪運だけは強いのか蜘蛛に捕らわれてもちゃっかり生き残ってるし。

アシュリーの彼氏も、バイクに乗って蜘蛛と追いかけっこして蜘蛛の本拠地である金山に逃げ込んでこれは死ぬなと思ってたら、普通にクリス達と合流して最後まで生きてました(笑)

ピートやハーランというこの手の映画ではいかにもすぐ死にそうな人たちもちゃっかり生き残ってましたし、この辺は緩い感じ。

かと思えば蜘蛛に捕らわれた人達はほとんど亡くなってたりとか、急に現実感ある描写があったりします。

なのに結構前に捕らわれてたクリスの叔母は何故か無事だったりと人の生き死にに関しては適当なのが気になるところ。

叔母さんが生きてるならもっと後で捕らわれたモールの人達は無事だと思うんですが。

クリスがサムに惚れててその辺で色々あったり(最終決戦前のイチャつきは定番です)、宇宙人大好きハーランが蜘蛛を宇宙人侵攻に見立てて特攻したりと意外と見どころは多かったです。

ブレイク前?のスカーレットヨハンソンがアシュリーを演じていたのもポイント高いですね。

なんとなくですが、サム演じるカリ・ウーラーとスカヨハの雰囲気が似てて本当の親子のように見えました。

パニックムービーで人がバンバン死んでいきますが、主要人物は全員生き残りますしストーリー自体も悲壮感や暗さなどもなくラストも大団円なので、この手の映画が苦手な人も大丈夫ですし、家族で見るのもオススメです。

 

個人的点数:60点

(宇宙人大好きハーランの大活躍に注目!)