映画感想ライブラリー

文才ない人間が人気作からB級まで映画を見た感想を書くブログ※辛口注意

ヘラクレス

 

 

あらすじ

全能の神ゼウスと人間との間に生まれた強靭な肉体と無類の怪力を誇るヘラクレスは、各地に潜んでいた恐るべき魔物を倒したとされ、それらの伝説は「12の難業」と呼ばれ広く知られていた。

しかし、それらの伝説は甥のイオラオスによって広められたもので、実際のヘラクレスは強い肉体と怪力こそは持っているものの、神の子などではない普通の人間であった。過去の事件により流れ者の傭兵に身を落としていたヘラクレスは、幼馴染のアウトリュコスや預言者アムピアラオスといった仲間たちと共に、数多くの戦場を駆け抜けていた。

そんなある日、ヘラクレス一行の前にトラキアの王女ユージニアが現れ、国王であり自身の父親であるコテュス王を、レーソス率いる反乱軍から救ってほしいと依頼される…。

 

 

登場人物

ヘラクレス…無類の強さを誇る人間

アウトリュコスヘラクレスの幼馴染で良き理解者

アムピアラオス…著名な預言者

アタランテ…弓の達人である女戦士

テュデウス…勇猛果敢な戦士

イオラオス…語り部。戦闘力は低い

 

一言コメント:安心安全のドウェイン・ジョンソン主演映画

 

感想(ネタバレ注意)

肉体派俳優、ドウェイン・ジョンソンことロック様主演の映画です。

ギリシャ神話で有名なヘラクレスを題材にした映画ですが、

この映画の最大の見どころは当然ロック様の暴れぶりです。

そもそもヘラクレスとタイトルがついていますが、ロック様演じるヘラクレスは神の子ではなくただの人間です。

つまり何を言いたいかというと、

この映画の見どころはロック様の暴れぶりということです。

一応それなりにしっかりしたストーリーもありますが、

この映画の見どころはロック様の暴れぶりです。

何度でも言います(笑)

そもそも最初から盗賊相手にロック様とその仲間達は暴れまくります。

陽気なアウトリュコスや自分の死に際を求めてるアムピアラオス、紅一点の弓使いアタランテ等魅力的な仲間達も活躍するのですが、やっぱりロック様の暴れぶりはそれらとは比較になりません。

その後トラキアの王女ユージニアとその父の国王の依頼で妖術使いのレーソス率いる反乱軍が向かったとされる村へ行き、罠にかかり緑色の体をした怪しげな人間達と戦うことになりますが、ここでも注目なのはロック様の暴れぶりです。

何百という敵数を相手に余裕でそれらをなぎ倒し、最後には馬車を使って敵を見事に撤退させていました。

あまりの暴れぶりにちょっとケガしてしまいましたが、そこはご愛敬、「こんな最強でもロック様も一応人間なんだよ」という設定を奇襲した製作側のメッセージにしかすぎません。

その後トラキアの兵士を鍛えたりヘラクレスの秘密が明らかになったりしましたが、そんな事どうでもいんだよとばかりに宿敵である妖術使いのレーソスとの対決が訪れます。

時間的にちょっとレーソスとの対決早過ぎね?とかケンタウロスぽく見えてたレーソス達ですが馬に乗ってたから(影で)そう見えてただけとか気になるところが色々ありますが、んな事どうでもいいんだよとばかりにロック様とその仲間達が暴れまわります。

その結果、ロック様に一対一での(命知らずな)戦いを仕掛けあっさりレーソスが負けて捕まります。

肉弾戦じゃなく妖術使えよとかツッコみたくなりますが、ロック様のあまりに強さにビビッてそこまで頭が回らなかったんでしょうね、きっと(笑)

その後トラキア王が実は悪政を敷く悪者でレーソス達はそんな王に反乱するために立ち上がっただけという事が判明し、ヘラクレス達は王達に騙されていたことに気づきます。

トラキア王相手に戦いを仕掛けるんですが、ヘラクレスとその仲間+トラキア王女ユージニアとその息子VSトラキア王とヘラクレス達が鍛えた兵士たちになってしまいます。

さすがにこれには最強ロック様も劣勢を強いられますが、そんな中、仲間の一人のテュデウスが敵にやられて悲劇の死を遂げます。

ロック様もそれには怒り狂い、普通の人間のはずなのに謎の怪力を発揮しトラキア城のデカイ柱を持ち上げ敵をなぎ倒します。

ロック様のあまりと強さと怒りに神のゼウスが共感し、力を貸してくれたんでしょうね、きっと(適当)。

最後はやっぱりロック様って強いわ、で終わりです。

ストーリー的には依頼されて手を貸す→敵を倒す→実は依頼された相手の方が悪だったとよくある展開ながらもそれなりに面白いストーリーですし、ヘラクレス以外の人間も死にたがりのアムピアラオスや紅一点で男勝りのアタランテ、美味しいところを持ってくイオラオス等魅力的な仲間達だったんですが、やっぱりロック様の存在感と暴れぶりには中々勝てません。

というか作る方も間違いなくロック様のアクションを売りにして作ってるでしょうし。

ロック様の存在のお陰というわけではないんでしょうけど、今までの「ヘラクレス」を題材とした作品とは一線を画した映画になっていると思います。

主人公は名前が一緒なだけで神の子ではなく普通の人間ですし(笑)

映画としても普通に面白いので、見たことがない人はぜひ。

ロック様の暴れぶりに興奮すること間違いなし。

 

個人的点数:65点

(当然ロック様の暴れぶりが最大の見どころ!)