ポセイドン・レックス
あらすじ
中米のリゾート地、ベリーズ。沈没船の捜索をしていたトレジャー・ハンターのジャックスは、海中で巨大生物と遭遇。その正体は、太古の眠りから覚めた恐竜ポセイドン・レックスだった。
そのまま乗っていた船をポセイドン・レックスに襲われてジャックスは海に投げ出されてしまう。
そして、ベリーズではガイドのヘンリーがロッドとジェーンの若いカップルを連れ、海にシュノーケリングに出かける。
そして、漂流していたジャックスを発見し…。
登場人物
ジャックス…海を漂流していた男。沈没船の金塊を探す
サラ…海洋学者。ヘンリーとは顔馴染み
ヘンリー…島のガイド
ロッド…島に旅行に来たカップル
ジェーン…ロッドの彼女
一言コメント:危機管理能力って何度も発動しないもんですね
感想(ネタバレ注意)
海の中で実は恐竜が生きていた!というB級映画です。
見た感想としては、まあこんなもんでしょ
ストーリーも恐竜のCGも稚拙ですが、まあB級だから仕方ないとしか。
簡単にツッコミ入りでストーリーを説明しますと。
恐竜に襲われて海を漂流していたジャックスがヘンリー達に拾われます。
そして、意識を回復したジャックスはサラ達に海を漂流してた理由を問い詰められて最初は拒むものの、あっさり盗んだ金塊が海に沈んでることをバラします。
口が軽すぎる気がしないでもないです。
そして、カップルとヘンリーとサラを金塊捜索に誘います。
ジャックスは海に何かがいて船を沈没させられているのを気づいてるのに、それを一切サラ達に話さないという中々の屑さです
そして、反対するジェーンを置いた4人で金塊探索に海に向かいます。
ジェーンは「ヤバい奴に追われてるジャックスについていったらヤバいよ、それに海には船を沈没させた何かもいるんじゃないの?」とこの手の映画では稀にみる危機管理能力を発揮します。
そしてジャックスを追っていたヤバい奴らはそんな彼らを見て海に出ますが、あっさりとレックスに襲われてしまい、当のジャックス達は「レックスの卵」を持って無事に帰還します。
まるでレックスにヤラれるためだけに出てきたような奴らです。
そして、陸に残ったジェーンは当てつけでナンパしてきた男達についていって船で海に出てしまいます。
どうやら「海に船を沈没させた何かがいる」という先ほどの自分の言葉を忘れているようです。
そして当然の流れでレックスに襲われて船が沈没してしまい、その結果ジェーンも亡くなります。
稀に見る危機管理能力は2度も発動しなかったようですね。
色々あってレックスが陸に上陸して島の住人を無差別に襲うように。
そしてサラ達がたまたま避難した小屋でモールス信号をキャッチし、米軍が島ごとレックスを吹き飛ばそうとしてることが判明、飛行機で逃げようぜ!となります。
その前の夜、何故か唐突にサラとジャックスがイチャつき始めますが、大人な二人は恋人を亡くしたばかりの若者ロッドへの気遣いは無いようです。
そして飛行機に乗るジャックスと船で囮になるサラ&ロッドへと別れます。
海に出たサラ達は無事にレックスをおびき寄せ、米軍はレックスにロケットを当てることに成功しますが、何千年も海で生きてきたレックスがその程度で死ぬわけもなく。
復活して船のサラへと襲い掛かるます。
この時さりげなくロッドが海に落ちてレックスに襲われていましたが、ヘンリーが死んだ時並みのあっけなさなので、もうちょっと見せ場を作ってやれよと。
そして最終的にはサラがロケットを発射してレックスを倒すことに成功します。
その時彼氏である意味全ての元凶のジャックスは空を優雅に飛んでいるだけでした。
お前はもうちょっと頑張れ
ラストはイチャつくバカップルのサラ&ジャックスの横で、海の中でレックスの卵が孵化して終わり。
主役(のはず)のジャックスが最後目立たなかったり、全体的にサラ以外の人間の扱いが軽かったりと色々不満もありますが、まあそこそこ楽しめました。
「T・サウルスが陸の王者ならポセイドン・レックスは海の王者だ!」みたいなことをどや顔でいうサラには笑いましたね。何名言みたいに語ってるんだって(笑)
B級映画特有のツッコミどころ満載の映画ですが、まあ見れる内容になっています。
興味のある方は、ぜひどうぞ。
海から恐竜が出てくるシーンは、笑じゃなくてある意味衝撃ですよ。
個人的点数:40点
(ジェーンはこの映画の癒し!短足?知りません)