バトル・オブ・ロサンゼルス
あらすじ
ある日、直径数キロにおよぶ巨大な未確認飛行物体ロサンゼルス上空に飛来した。
空軍が出撃するが、迎撃舞台は潰滅してしまう。
激戦が続く中空軍基地に第二次大戦時の戦闘機が着陸し、操縦していたのは1942年の“ロサンゼルスの戦い”で行方不明になっていたロジャース大尉だった…。
登場人物
タイラー・ラフリン大尉…米軍兵士
カーラ…刀を振り回すお姉さん
ソラノ…戦闘機のパイロット
ピート・ロジャース大尉…「ロサンゼルスの戦い」で行方不明になっていたパイロット
一言コメント:やっぱり日本の刀って凄いぜ!
感想(ネタバレ注意)
宇宙人が地球に襲来してくる!というB級SF映画です。
なんでしょうね、こっち(視聴者)そっちのけで製作側が盛り上がっているだけというか説明がないというか、なんか残念な作品という感じです。
宇宙人が何故か地球に襲撃してきて、そんな時昔の戦いで行方不明になってた兵士が突然出てくる。
普通なら「こいつ頭おかしくなったんじゃね?」と警戒するところなのに、米軍兵士達は何故か異常に物分かりが良くて、「こいつタイムスリップしてきたんじゃん!なんかこいつが宇宙人との戦いのカギになる気がする!」と異様な理解力があるし。
そんなタイムスリップ男ロジャース大尉を連れて米軍基地に向かうタイラー大尉達を助けに現れたカーラは何故か日本刀を振り回しているし。
米軍基地についたら、唐突にロジャース大尉が「宇宙人達は俺たちが捕らえた仲間の宇宙人を解放してほしくて攻撃してる、俺はメッセンジャーとして派遣された」と言い始めるんですが、メッセンジャー来るの遅過ぎね?捕まってからどれだけの時間がたってるんよ。
そしてロジャース大尉が基地内で兵士達を虐殺し始めるんですが、肝心の捕らえられた宇宙人を放置していなくなるのってどうなんだ…。
結局何しにロジャース大尉が来たのかわかりません。
しかも、何故か捕らえられてた宇宙人は人間の味方っぽい感じなのも謎。
カーラが長年世話をしていたそうでその辺でなんか色々あったんでしょうが、説明されないので見ているこっちには事情は全くわかりません。
敵の乗っている宇宙船で相手の母艦に突撃、敵のリーダーを倒そうぜという展開になって、カーラとタイラー大尉があっさり敵の策略に嵌っている間にソラノが一人奮闘するんですが、カーラ達を狙ってたリーダー宇宙人の気を逸らしたりと一人で奮闘してたのに敵に捕まった挙句に自爆とか…。
間接的に自分達を助けてくれたソラノに感謝の言葉もない二人はどうかと思います。
最後は宇宙人の母艦を落としてカーラとタイラー大尉が生き残って終わりです。
意味ありげに描写されてたソラノの同僚のパイロットは結局どうなったの?
途中で出てくるのかと思ったけど一切出てこず。ロジャースみたいに宇宙人に捕まったのか、戦闘機の中にいて一緒に墜落したのかすらわかりませんでした。
全体的に映画を作るスタッフは「楽しみながら作ったんだろうな」という事が感じられた映画です。
そして、視聴者置いてけぼりの映画。
個人的にはつまんなかったけど、B級の割にはCGがそこそこ綺麗なのでまだ見れたかな。
SF映画好きなら見て損はない、そんな感じの映画です。
個人的点数:41点
(日本刀を振り回すカーラお姉さんの奮闘に注目!)