オクトパス
あらすじ
新米のCIAエージェントのロイはブルガリアで逮捕した国際的テロリストを潜水艦で護送する任務に就くが、潜水艦は“悪魔の眼”と呼ばれる魔の海域で何物かに襲われる。
それは、かつてキューバ危機の際に沈んだロシアの原潜から漏れた放射能によってタコが突然変異した巨大なモンスターだった。
果たして、ロイは巨大タコから逃げ延び無事に任務を遂行することが出来るのか…。
登場人物
ロイ…CIAの新米エージェント
ジャック船長…潜水艦の船長
リサ…海洋博士
キャスパー…国際テロリスト
一言コメント:無能で態度言動が最悪って屑主人公過ぎるでしょ…
感想(ネタバレ注意)
深海で巨大タコに襲われるパニック映画です。とみせかけて、
CIAの新米エージェントが任務を無事に遂行出来るかどうかを描いたかいう映画です。
もっと言いますと
無能のCIAの新米エージェントが任務を無事に遂行出来るかどうか見せつけられる映画です。
とにかく主役であるロイの無能ぶりにイライラさせられます。
まず、逃げているテロリストを目の前まで追い詰め、銃を相手に向けてロイが圧倒的優位でありながらテロリストであるキャスパーに逃げられイライラし。
潜水艦では凶悪テロリストであるキャスパーに見張りをつけないというプロとしてありえない失態を起こしキャスパーをあっさり逃がすロイにイライラし。
その事で「なんで見張ってないんだよ!」と正論を言うジャックに「うるせー!俺は新人だから大目に見ろ!そもそも俺はやりたくなかったんだよ!」と逆切れするロイにイライラし。
ちなみに、この時ロイはジャックに「お前も船長としてダメダメだろ!」と何故かジャックを煽る発言までします。というか、全体的にロイはジャックに対して何故か好戦的なんですね。
本人の為にもお前の方がよほど無能でダメダメだと誰かがロイに教えてあげた方がいいと思います。
そしてキャスパーに捕まるリサをロイとジャックで助ける時、キャスパーにひたすら煽られるも銃を相手に向けるだけで何もしないロイにイライラし。(結局リサはジャックが助けた)
無事にオクトパスに襲われた潜水艦から逃げられ豪華客船に救出されるもそこもオクトパスに襲われ、ヘリに乗って船から一人脱出しようとするキャスパーにいつものように銃を向けるも、リサに「はよ、なんとかせいや!」とどやされるも何もしないロイにイライラし。(キャスパーは結局オクトパスが退治してくれました)
そんな自分のあまりの無能さにさすがにロイ本人も気づいたんでしょうね。
「爆弾持って俺オクトパスに突撃してくるわ」とようやく人々の役に立つ行動を起こします。
「いや、お前信用ならないから俺行くよ」というジャックの正論を振り切ってロイは小型船だかなんかでオクトパスの下へ向かうことに。
この時、何故か唐突にリサとロイがチューしてイチャイチャし出しますが、ロイの何の姿を見てリサが惚れたのか見ている方には全く理解できませんでした。
ロイがオクトパスに爆弾をくらわせてオクトパス爆散。ロイは無事に生還し今までの無能さがなかったかのように凱旋し歓迎されるも、愛する人リサはジャックとチューして寝取られENDで映画は終わります。
とにかくCIAの新米エージェントのロイの無能さをひたすら見せられイライラさせられるだけの映画です。
オクトパス?あれはこの映画のスパイスのようなもんです。
無能さだけでもイライラするのにジャックに対する態度の酷さでよりイライラが増し、そんなロイに何故かリサが好意を持ち、その理由がわからずに呆れ、とにかく酷いストーリーでした。
はっきり言って何故かロイに見下されてるジャック船長の方が、よほど男らしく有能で好感が持てます。
共感も好感も持てない主役だとここまで酷い内容になるのか、という実験を製作側がしているのかと勘ぐってしまうほどロイの屑さは酷すぎる。
オクトパスとの、いわゆる「パニック」の部分は悪くなかっただけに、本当にロイという存在が悔やまれる映画です。
ロイの無能さは仕方ないにしても言動や態度がもう少しマトモなら、この映画はもう少しマシな評価がされていたと思います。
個人的点数:34点
(ジャック船長の華麗なる活躍に注目!)