プレデター2
あらすじ
1997年、近未来のロサンゼルスは人口過密と異常気象による猛暑に悩まされていた。L.A市警とコロンビアの麻薬シンジゲートとの激しい抗争に駆けつけたハリガン警部補は、血まみれになった無数の惨殺死体を発見する。
さらに、コロンビアの麻薬王を殺害したジャマイカ人たちも何者かに惨殺された。
多数の部下を率いて現場を訪れたハリガンだが、麻薬取締局を名乗るキースらに制止され、半ば強引に事件捜査の引き渡しを命じられる。
ハリガンはこの惨劇の真実を突き止めるべく、スラム街に本拠を構えるジャマイカ・シンジケートのボスに会い、彼が「この世のものではない、人間の手では殺すことが出来ない魔物」と呼ぶ正体不明の殺戮者 プレデターの存在を聞かされ…。
登場人物
ハリガン警部補…ロサンゼルス市警所属の刑事。高所恐怖症
レオナ…ハリガンのチームの紅一点で男勝りな性格
ジェリー・ランバート…NYから配属された新米警官
ダニー…ハリガンとは15年来の付き合いのロサンゼルスの腕利き刑事
キース特別捜査官…表向きは麻薬捜査官だが実は…?
一言コメント:意外と紳士的なですね、プレデター
感想(ネタバレ注意)
「プレデター」シリーズ第二作目です。
普通に面白かったかな
前作はシュワちゃんVSプレデターのガチンコ対決でしたが、今作はハリガン警部補とプレデターのガチンコ対決となっております。
前作はよくわからなかったプレデターの存在ですが、今作ではプレデターの習性等が描写されて「プレデター」という生物そのものがわかりやすくなっております。
なんかプレデターってどこか人間味があるよね
人間を獲物としか見てないのはエイリアンとかと同じなんだけど、無差別に人間を殺すんじゃなく武器を持ってない人間や子供、妊娠している女には手を出さないという紳士的なルールがあるし、勇敢だった人間には種族関係なく敬意を示すし。
エイリアンなんかは女子供関係なく自分の「卵」を埋め込んじゃうからな(笑)
前作では無慈悲なハンターだったプレデターの生態を知れたのはよかった。
ストーリー自体も、謎の生物に襲われる人間側視点を中心としながらもプレデター視点で「人間がハンティング」されてるという描写もされてて、ワクワクしました。
この「プレデター視点」があったおかげで、前作ではただの襲撃者扱いのプレデターがどういう生物なのか理解しやすかったように思います。
人間の子供にアメを貰う(未遂)プレデターとか、なんか可愛いじゃないですか(笑)
それにしても、透明にしてても意外とバレるんですね
プレデターはしょっちゅう透明になって姿を消しているけど、ハリガンどころか子供にすら気配を感じられるって意外と役に立たない機能かも?
そしてそんなプレデターを捕獲しようとするキースを見て、エイリアンを連れ帰って兵器利用しようとしたどっかのバカを思い出したのは私だけですかね
あんな人外、ただの人間に扱えるわけないのに、なんで利用しようとする人間が後をたたないんでしょうね。
当然のごとく返り討ちになっていたのは笑えましたが
ホテルや電車内でのプレデターの人間狩りはよかったんですが、電車内では真っ暗でわかり辛かったのが残念。
気づけばどんどん人間は死んでってるし、ランバートの奮闘もわかり辛かった。
結局プレデターの何の攻撃で死んだんだろう。AVP2の時もそうでしたが、肝心のシーンが暗くてわかり辛いというのはやめてほしいですね。
その点、プレデターとハリガンとのガチンコは見やすくてよかった。
というかシュワちゃんの時も思ったんだけど、プレデターって武器が強いだけじゃね?
肉弾戦は意外と人間でも対等に戦えてたり…。
手裏剣みたいに投げる武器とか網とか、武器は強そうなんだけど生身の強さはそれほどでもないような気がします。
もしかしてこれ禁句かも?
まあ生身最強のエイリアンがヤバすぎるだけなんですけどね。
ストーリーも悪くなかったしプレデターとの戦いもそこそこ迫力あって「ヒットした映画の続編」としては及第点ではないでしょうか。
前作はシュワちゃんの事ばかり語っていましたが、今作はシュワちゃんという目立つ主人公がいないお陰でプレデターにスポットライトが当たりまくった作品になっています。
映画としても普通に面白いのでオススメです。
最後に。レオナのお腹の子の父親は誰なん?
※前作の感想はこちら
個人的点数:61点
(プレデターの生態に注目!)