死霊館
あらすじ
1971年、若い夫婦と5人の娘のペロン一家は、ロードアイランド州の田舎にある、いささか古いが屋敷のように広い部屋を持つ一軒家を購入した。
念願のマイホーム購入を喜ぶペロン一家であったが、入居した翌日から奇怪な現象が次々と発生するようになる。
ついに娘たちにもその危害が及ぶに至って、ペロン夫妻の妻キャロリンは、超常現象研究家として名高いウォーレン夫妻に助けを求めた。
ウォーレン夫妻の調査の結果、その一軒家には戦慄すべき血塗られた過去がある事が判明した。
ウォーレン夫妻はペロン一家を救うべく尽力するが、霊力の強さと邪悪さはウォーレン夫妻の想像をはるかに超えるもので…。
登場人物
ロレイン…霊能力者。娘を持つ母
エド…ロレインの夫で悪魔研究家。
キャロリン… 怪現象に悩まされている。5姉妹の母。
ロジャー…キャロリンの夫
エイプリル…5姉妹の末っ子で霊が見える
一言コメント:家族がすべて
感想(ネタバレ注意)
続編やスピンオフも製作されている人気映画の第一作目です。
普通におもしろかったです。
なんでも実話という事で、主役のエド&ロレイン夫妻も実在していたそうですね。
アメリカでは有名な研究家だったとか。
実話というのも影響してか?それなりに緊迫感あって怖いホラーに仕上がっていたように思います。
ストーリーは引っ越した家で怪現象に悩んでいた家族がエドロレイン夫婦に相談して…という定番のものなんですが、一つ気になったのがエドとロレインって悪魔祓い出来ないの?ということ。
普通に出来るもんだと思ってたら何でも二人は悪魔が実際にいるかどうかを調べて協会から悪魔祓いの許可を得る(実際の悪魔祓いは神父が行う)のが仕事で、要は事件の証拠集めのようなこと専門なようで。
教会や悪魔祓いについては詳しくありませんが、霊能力者のロレインはともかく役立たず…ではなくその補助のような仕事のエドは悪魔祓い出来るように勉強や資格取った方が色々便利だと思うんですけどね。
まあ実話だからアレコレ突っ込むのは野暮ですが。
最後キャロリンに憑いた霊を緊急事態だからとエドが除霊することになるんですが、結局最終的にはロレイン(+ロジャー)が祓ってたのはエドの立場ないなあ(笑)と思ったり。
寿命を削って活動してる嫁の身体が心配とか言いながら結局嫁に全て丸投げじゃんと思ったのは内緒です。
ストーリーは特に不満なかったですね。
というか実話なのでまあこんなものかな、と。
いわゆる「ホラー部分」もよく出来てたと思います。特にロレインが地下で大柄な女性の霊と会ったシーンとか、そのすぐ後の首吊った女がロレインを追いかけるシーンとかは普通に怖かったです。ホラー部分は本当によく出来てたと思いますね。
キャストでは、5姉妹が個性あってよかったですね。
体張って悪霊に襲われる長女や夢遊病(悪霊の影響なし?)の4女とか、メガネっ子の次女とか霊とお友達の末っ子とか。3女はちょっと印象に残らなかったですけど可愛かったからOKです!
その親であるキャロリン演じるリリ・テイラーの演技も凄かったですね。
悪霊に憑りつかれるシーンは、演技とは思えないほどの迫力でした。
それまでの良き母という姿からのギャップも相まって凄かった。完全に変貌していました。
間違いなくこの映画のMVPです。
あとはロレイン&エドの娘のジュディを襲ったアナベル人形怖すぎる。
あの見た目は凄いわ。このアナベル人形を題材にしたスピンオフも製作されているそうで。興味はあるからぜひ見たいですね。
実話だということで続編やスピンオフも続々製作されているのがわかるほど、大きな欠点もなくよく出来たホラー映画です。
見て損はない作品だと思いますね。
最後に。
末っ子のエイプリル可愛すぎるだろ
個人的点数:70点
(不気味なアナベル人形の動向に注目!)