オール・ユー・ニード・イズ・キル
あらすじ
近未来。地球は「ギタイ」と呼ばれる宇宙からの侵略者により、滅亡の危機に晒されていた。
人類側の統合防衛軍は敵の強大な戦力に対して劣勢な戦いを強いられていたが、「ヴェルダンの女神」の異名で知られる英雄リタ・ヴラタスキの活躍によって反撃の糸口を掴み、欧州地域における大規模な殲滅作戦を立案する。
軍属の報道官であったウィリアム・ケイジ少佐は、殲滅作戦を指揮するブリガム将軍から戦場の現地取材という任務を命じられ、最前線に送られてしまう。
そしてケイジは武器の安全装置を解除する手順すらレクチャーされないまま殲滅作戦に参加させられる。戦況は圧倒的に劣勢で、武器が使えず逃げ惑うばかりだったケイジも自爆用に渡されていた地雷を使い、青白く輝く獣のような姿をしたギタイと相打ちになって死亡する。ところが次の瞬間、ケイジが目を覚ますと出撃前日だった…。
登場人物
ウィリアム・ケイジ…米軍の広報担当だったが洗浄に送られてしまう
リタ・ヴラタスキ…過去にギタイとの戦いで大きな戦果を上げた「戦場の牝犬」
カーター博士…リタの協力者でタイムループを信じる
ファレウ曹長…ケイジが配属された先の上官
一言コメント:結局ギタイって何だったの?
感想(ネタバレ注意)
トム・クルーズ主演、日本のライトノベルが原作の映画です。ちなみに私は原作未読です。
普通に面白かったです。
簡単にストーリーを説明しますと、ケイジのタイムループは敵のギタイのせいで、ギタイのボスを倒さないと人間ヤバイヨってんでタイムループしつつケイジがボスを探して倒そうぜ!という感じです。
なんか色んな専門用語が出てきますが、上記のストーリーを覚えれば後はなんとかなります。
タイムループという使い古されたネタなんですが、普通に楽しめました。
何百、何千とタイムループする内に銃すらまともに扱えなかったケイジがどんどん成長していったり、あまりにも死に過ぎて途中絶望しかけるところは正直ちょっと笑いました。
まあ何回死んでもボスの居場所にたどり着くことすらできないんじゃ絶望するよね
リタはちょっと何かあると容赦なくケイジを殺すし(笑)
ちょっと進んだら死んで、何回も蘇りつつ敵の攻撃を覚えていくって感じがRPGみたいでした。
見てる方がどこまでケイジが進んだのかわからないというのが良かった
見てる側は初見の展開でも、ケイジは「ここはこうなる」みたいに既に展開の先を知っているというのは上手いなあというか面白かったですね。
全体的に面白かったんですが、不満なところが二つ。
だから、ギタイとの戦いが暗くて見えないんだって!
終盤の方のギタイとの戦いが真っ暗過ぎて何が起きてるか全くわかりません。
なんか気づいたらケイジとリタはチューしてるしギタイに襲われてリタは死んでるしで本当に何も見えなかったです。
最後のケイジがギタイのボス相手に自爆するとこは見れたのでよかったけど。
お前ら明るいとこで戦えよと
あとケイジが配属されたJ分隊は魅力的な隊員も多くてよかったんですけど、最後のギタイボスとの戦いでたいした活躍もないままどんどん死んでくのはどうかと。
半数ぐらいがヘリ墜落であっさり死んじゃうのは扱い雑すぎるでしょ。
せめてもうちょっと活躍させてやってください。
不満な部分もあるけど全体的にはよく出来た映画じゃないかと思います。
だからこそラストの展開がわかりやすかったのはちょっと残念でした。
ハッピーエンドはいいんですけどね。
個人的点数:80点
(ケイジがどんどん成長していく姿に注目!)
▽原作