ダーク・フェアリー
あらすじ
アレックス・ハーストは妻と離婚した後、新しい恋人のキムとともに郊外の古い屋敷の修復作業を終え、 母親に引き取られていたアレックスの娘サリーもそこで一緒に暮らすことになった。
父親の恋人のキムとイマイチ馴染めないサリーは心を閉ざしてしまう。
そんなある時、サリーは謎の声に導かれて屋敷の地下室を発見し、その扉を開けてしまう…。
登場人物
サリー…アレックスの娘。母に捨てられたと悩む
キム…アレックスの恋人
アレックス…サリーの父
一言コメント:ホラー映画は襲ってくる魔物が全て
感想(ネタバレ注意)
トム・クルーズの元嫁ケイティ・ホームズとガイ・ピアース共演のホラーで、昔のテレビ映画「地下室の魔物」のリメイクです。
正直、微妙…
正直いって、凄い微妙な映画です。
簡単なストーリーを説明すると、引っ越した先になんか変な生き物が住んでてそいつが娘を狙ってるよ、どーしよーという感じなんですが。
襲ってくる魔物に怖さがないんだよね
この手のホラーものって、人間を襲う魔物が全てじゃないですか。
魔物の姿を見せずに少しずつ見てる人に恐怖心を与えて「ヤバイヨヤバイヨ」と思わせてから実物登場!
これが大事じゃないですか。
しかし、この映画の「魔物」ダークフェアリーはその名の通りちっちゃいんですよ。
確かに見た目はちょっと気持ち悪いよ?でもさ小さすぎて怖さをあんまり感じないんだよね
ちっちゃい奴らが人間の周りを動き回ってるだけ。
確かに殺傷能力はありますよ、奴ら。
一匹一匹は小さくてもそいつらが束になって刃物などを持って襲えば、人間一人簡単にヤレますよ。
実際に近所のおじいちゃんを襲って瀕死にしてたし。
でもね、どうしても怖さもヤバさも感じないんだよね
近所のおじいちゃんがヤラれててもサリーが襲われてても「こいつらヤバすぎだろ!」と思えない。
これってホラー映画としては致命的だと思うんですよ
だってホラー映画って例え出オチだろうと見てる人を怖がらせることが全てでしょ。
それを感じられないこの映画はホラー映画としてはダメだと思う。
勿論、タイトルが「ダークフェアリー」だから、そういう事も想像してましたよ。
小さい奴らが襲ってくるんだろうなとはね。
あらかじめ想像していても、その想像を超える怖さを感じる事はなかったです。
正直、一番怖かったシーンは最初のおじさんが倒れたメイドの歯を抜いたシーンでした。
あの時はどんな奴らが屋敷に住んでるんだ?とワクワクしたもんです。
他にもアレックス父親失格すぎとか、キムのがよっぽどサリーの親だよとか、ラスト後味が悪すぎとか色々思うところがありましたが。
一番気になったのはサリーとキム似すぎという事でした
正直親子と言われても納得できるくらい似てました。ケイティの実娘(トムクル似)より似てるんじゃない?
とにかく本作は色々微妙な映画だなと思いました。
ホラー映画好きにはおすすめしないですね。
個人的点数:42点
(衝撃のスタートを見逃すな!)