バイオハザード
あらすじ
洋館の一室でアリスが目覚めた。
記憶喪失になり何も思い出せぬまま彷徨うアリスは、突然突入してきた特殊部隊によって拘束されてしまった。
部隊長らしき男性から記憶喪失の原因は屋敷の防衛システムによるものと告げられるも、アリスには意味が分からない。
隊員たちがアリスと一緒にいたマットを連れて屋敷の地下へ移動すると、そこにはハイブ本体へと連絡する地下鉄道が存在し、早速列車に乗りバイオハザードの現場へと潜入しようとするが…。
登場人物
アリス…洋館で目覚めた記憶喪失の女性
レイン…特殊部隊の女性隊員。勇ましく気が強い
マット…アリスが目覚めた洋館にいた男性で、自称ラクーン市警の新任警官
スペンサー…鉄道の中で出会った男性。記憶喪失
ジェームス…特殊部隊の隊長
一言コメント:ミラ・ジョヴォヴィッチはやっぱり綺麗だなあ~
感想(ネタバレ注意)
クリスマスイブに全くふさわしくない(笑)、ゾンビ映画の感想です。
日本の同名人気ゲームを原作にした映画ですが、普通に面白かったですね。
突然のゾンビ出現に対するパニックとか、閉じ込められた地下からの脱出(時間制限付き)とか、男前の女戦士とか、色んな要素がしっかりと嚙み合ってて良かったです。
本当に監督はあの「ポンペイ」を作った監督と同じ人なの?と思ったほど。
アリスが徐々に記憶を取り戻していってその都度強くなっていくのもよかったし、何か秘密を抱えてそうなマットのラストとか、レインのカッコよさとか凄いよかったです。
特にレインは本当に良くて、あの「エイリアン2」のバスクエスを彷彿とするキャラでした。
レインは映画早々でゾンビウイルスに感染してしまうんですが、見てるこっちは「これ途中で完全にゾンビになって仲間を襲うパターンだ」と思うじゃないですか?
ところが全然違くて、終盤までゾンビウイルスに抗い続けて仲間を守る為に戦い続け、バイオハザードの原因であるレッド・クイーンに「レインを殺せ」と支持されて戸惑うアリスに「自分を殺せ!」と躊躇なく言い放ったり、本当にかっこよかったです。
ラストの、完全にゾンビになる前に殺してくれとアリスに言うところも、ちょっと切なくなりました。
ミシェル・ロドリゲスはこういう役を演じるの本当に上手いよね。
ただ、他の特殊隊員の扱いが気になりました。
開始早々に特殊隊員の半数以上が殺されちゃうってどうなのよ。
しかもゾンビじゃなくレッド・クイーンに殺されるっていう。
殺され方は派手で良かったけど、あそこで隊長まで死んじゃうのはちょっともったいない気がしました。
あの隊長、意外と悪い奴じゃなさそうだったし。
あとは謎の男スペンサーが実は悪い男で仲間を裏切る→速攻でゾンビに殺されるのはギャグかと思いました。
その他では、ゾンビの描写も良かったし、ストーリー自体も悪くないし、ラストも続編に繋げるという意味ではぜんぜんアリでした。
私は基のゲームを知らないので何とも言えませんが、ゾンビ映画としては普通に面白い作品でしたね。
シリーズ第一作めにふさわしいクオリティになっているので、ゾンビ映画が好きな人はぜひご覧になってみてはいかがでしょう。
個人的点数:74点
(レインの男前な活躍に注目!)