ゾンビーワールドへようこそ
あらすじ
ベンとカーターとオギーは小さい頃からボーイスカウトとして活動していた。
しかし思春期になり、モテたいベンとカーターはボーイスカウトを止めたいと思い始め、それをオギーに言えずに悩んでいた。
ある日、3人でボーイスカウト活動をしていた夜にベンとカーターはパーティーに出る為にオギーを置いてこっそり街へ向かおうとする。
しかし、すでにゾンビは街中をうろついていて…。
登場人物
ベン…真面目なボーイスカウト。義姉に恋している
カーター…ベンとオギーの親友のボーイスカウト。お調子者
オギー…ベンとカーターの親友。ボーイスカウトの活動を楽しんでいる
デニース…美人で強いウェイトレス。とにかく素敵
ケンドル…ベンの義姉。彼氏持ち
一言コメント:あんなお姉さんが欲しかった…
感想(ネタバレ注意)
いわゆるB級ゾンビ映画です。
予想よりも面白かったですね。
コメディ要素のあるゾンビ映画なので、緊迫した場面でもちょくちょく笑いどころを入れてくれるので、凄く楽しめました。
また、ゾンビ要素もバッチリで、いわゆるスプラッタ描写も結構あるので、そういうのが好きな人も楽しめると思います。
あと、何といってもメイン3人のボーイスカウトが良かったですね。
本作は基本はゾンビ映画なんですが、3人のボーイスカウトの仲違いから仲直りを描いた友情映画でもあるんですよ。
それが意外としっかり描かれてて、最後ゾンビに追い詰められて自爆しそうになるところでベン達がそれぞれの思いをぶちまけて「親友として死ねてよかった」的な事言ったりしたり。
3人のすれ違いが若い頃あるあるって感じで良かったです。
そして、本作で一番良かったのは間違いなくデニースでしょう。
このデニース、まさに「理想のお隣のお姉さん」って感じなんですよ。
ボーイスカウトがダサいからという理由で止めたいと言ったベン達に対して「学生時代モテてたって社会に出ると無意味になるよ。それよりも友情は一生でしょ」みたいな事いってベン達を諭すわけですよ。
それだけじゃなくて、義姉への恋を諦めようとするベンを励まして「キスの練習しよっか」ってキスしたり。
もう理想のお隣のお姉さんすぎて、デニースヒロイン過ぎるでしょ
それでいて美人でゾンビとタイマン張れるほど強いとか、まさにパーフェクトなヒロインなんですよね。
そして発生するケンダル霞んじゃう問題
ベンの片想いの相手のケンダルも確かに可愛いんですよ。
でも実質最初と最後しか出番ないし、その間活躍するデニースのヒロイン力が凄すぎるせいでケンダル完全に霞んじゃうんだよね。
ぶっちゃけ、ベンがデニースに乗り換えなかったのが不思議なくらい
それでいて最後は唐突にベンとくっつかれてもね…。
お前ちょっと前まで彼氏いたじゃん!と思っちゃんだよね
確かにベンの事を可愛がってる描写はあったけど、あくまでも弟的な感じに見えたし
最終的にベンとケンダルがくっつくのはいいけど、彼氏が死んで期間が空いてないのに弟と思ってたベンのキスをあっさり受け入れるのはどうなん?
デニースが魅力的なのを考慮しても、ケンダルの描写が足りないように感じました。
あとは、ボーイスカウトの隊長の扱いがちょっと雑すぎない?
普通の良い隊長って感じだったのに、最終的にベン達に「お前うぜえ」扱いされるのは不憫。
そして一番気になったのはゾンビになる基準が曖昧な事。
ゾンビ映画の中では体内にゾンビの血が一滴でも入ったらすぐに感染するのもあるのに、本作ではその辺の基準が曖昧だった。
カーターとかゾンビの血を浴びまくってるのに感染しないのおかしくない?
感染→ゾンビ化までの時間もよくわかんなかった。
途中出てきた隊長は感染してから結構たってゾンビ化してるように見えたけど、一番最初にゾンビ化した男は感染してすぐにゾンビ化してた。
この辺の基準が曖昧だったのが気になりました。
B級映画だから細かい事はどうでもいいんだよ!と言われたらそれまでだけどさ。
ちょくちょく気になる点はあったけど、全体的には楽しめました。
「ゾンビランド」が好きな人は本作も楽しめるんじゃないでしょうか。
個人的点数:65点
(デニースの素敵なお姉さんぶりに注目!)