ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影
あらすじ
フット団との戦いが終わったタートルズは、前と変わらずに「ニューヨークの影」として暗躍していた。
その頃、警察に捕まっていたはずのシュレッダーが脱獄した。
その報道を見たタートルズはシュレッダーを探す事にするが、シュレッダーは異次元から来た悪の帝王クランゲと組んで、地球を絶望に落とそうとしていて…。
登場人物
レオナルド…タートルズのリーダーで刀の達人。真面目な性格。鉢巻は青
ラファエロ…タートルズのメンバーで釵の達人。短気な性格。鉢巻は赤
ミケランジェロ…タートルズのメンバーでヌンチャクの達人。明るいお調子者。鉢巻は黄
ドナテロ…タートルズのメンバーで棒術の達人。メカヲタク。鉢巻は紫
エイプリル…チャンネル6のリポーター。タートルズの名付け親
一言コメント:全て前作比率です
感想(ネタバレ注意)
「ミュータント・ニンジャ・タートルズ」の続編になります。
う~ん、つまんなくはなかったけど…
正直、前作よりは面白かったです。
前作はエイプリルの過去とかタートルズとの関係とかが重視されていたのもあって、説明的な部分が多かったように思うんです。
でも、本作はそんなのはほとんどなくて、タートルズ間のいざこざとか、堂々と表舞台に出られない苦悩とか、タートルズ自体にスポットが当たったのもあって、説明的な部分が少なくて良かったように思います。
その分、エイプリルの影が薄くなったのが残念でしたが。
ただ、説明的なストーリーが減った結果、映画全体に加速感とか勢いがあったのはいいですね。
映画自体は、悪くなかったように思います。
ストーリーも、さっき言ったように説明部分が減って加速感があって良かったし、前作だと「雪山での戦い」に当たる空飛ぶ飛行機内でのフット団との攻防も面白かった。
雪山の時は誰が喋ったかわからん!という事が多かったけど、飛行機の時は敵の人数が少なかったのもあって、敵とのやり取りもわかりやすかったです。
後、タートルズの関係に焦点が当たった事もあって、4人それぞれのパーソナリティがわかりやすくなったのも良かった。
前作は正直タートルズそれぞれがどんな性格なのかとか良くわからない部分も多かったんですけど、今作は4人の性格や特徴が良く描かれていて、より4人に好意や興味を持てました。
と、ここまで褒めてきたんですけど。
ぶっちゃけ、この良い部分全てが、「前作よりはマシ」という前提のものなんですよね。
ストーリーも、アクションも、タートルズの関係も、全てが前作よりは良いというだけ。
映画全体として見た場合は、あまり面白くないというか、正直物足りないです。
映画を見ていても、ワクワク感とか先が気になるとか全く思わなかったです。
ただ、唯一「前作より」という前提なしで良かったなと思うのは、本作の敵役クランゲ。
こいつ本当に気持ち悪くて強くて、「絶対やばいだろ」感が半端なくて良かった。
クランゲとタートルズの戦いも前作のようにあっさりしてないのも良い。
このクランゲだけは、前作関係なく本当に良かったと思います。
後は、全体的にそこまで絶賛するような出来ではなかったですね。
この2作目の興収が良くなくて映画シリーズが打ち切りになるようですが、前作と合わせてこの2作の出来だと仕方ないとしか。
タートルズって、もっとマトモに作れば、十分名作になる素材だと思うんだけどなあ。
最後に。
エイプリル演じるミーガン・フォックスって本当にセクシーだよね。
こんなにセクシーさが感じられる女優ってアンジー以来かな?
彼女からにじみ出るセクシーさが、もしかしたら本作最大の売りかもしれません。
個人的点数:48点
(タートルズゆえの苦悩に注目!)