ピッチ・パーフェクト2
あらすじ
アメリカ大統領生誕の式典で失態を犯したバーデン・ベラーズは、アメリカのアカペラ大会から追放されてしまう。
アカペラ大会に再び出場するには、アカペラ世界大会に出場して優勝するしかなくなったバーデン・ベラーズは、リーダーのクロエを中心に練習を始める。
しかし、クロエと共にリーダーを務めるベッカは、夢であるレコード会社でインターンを始めていて…。
登場人物
ベッカ…将来の夢は音楽プロデューサー。ベラーズの共同部長
クロエ…バーデン・ベラーズのもう一人の部長。アカペラに命を懸ける
ファット・エイミー…ベラーズのメンバーでベッカの親友
エミリー…ベラーズの新入生。昔、母親もベラーズの一員だった
一言コメント:青春って、いいね!
感想(ネタバレ注意)
「ピッチ・パーフェクト」の続編です。
いや~、良かったですね!
前作がとても良かったので、続編はどうかな?と心配していたんですが、それが杞憂になる面白さでした。
前作はどん底だったベラーズが、ベッカ達新入生の力で復活優勝するというストーリーでしたが、今作は少し違います。
どん底で始まるのは前作と同じですが、今作は最初からメンバーの絆は高い状態で始まっています。
そして、その状態から色々な事が起こり、ベラーズがまた一つにまとまるまでの過程は、本当に良かった。
今作は、高校生から大学生になった時に感じる「将来」への思いが良く描かれてたなと思います。
高校や大学生の時は、部活やサークル活動に必死になっていたし、それが全ての時もあった。
でも、大学卒業が近づくと、将来の事を考えなくちゃいけなくなる。
楽しいベラーズの活動と、いつか来る将来への思い。
ベラーズという「今」を大事にするクロエと、「今」を大事にしながらも「将来」への準備を始めるベッカの思いのすれ違いは、切なくもあったし、自分の学生時代を思い出した気持ちになりましたね。
まあ、「今」を大事にし過ぎて留年しちゃうクロエはどうかなと思いましたが(笑)
とにかく本作は青春あるあるが詰まっていて、それが眩しくもあり羨ましくもありました。
前作から登場してたベラーズのメンバーも相変わらず個性的で仲良くて、前作よりも「チーム感」が感じられて良かったです。
全体的にとても素晴らしかったんですが、ただ、2つだけ気になる点が。
まず一つは、新入生のエミリーがイマイチ影が薄かった事。
母親が元ベラーズ、ただ一人の新入生、ラストの世界大会では良いポジと目立つ要素満載なのに、私は何故か影が薄く感じられました。
他のメンバーがキャラが濃すぎなのか?それともエミリー自体のオーラがないのか?理由はわからないけど、何かイマイチの存在でしたね。
本作は一応ベッカとエミリーがメインぽかったのに、エミリーよりもクロエの方が目立っていた気がしました。
そして、もう一つはラストの世界大会のパフォーマンス。
過去のベラーズも出場という事で、前の部長オーブリーも出てきたのは嬉しかったけど、前作のようにベラーズだけのパフォーマンスも見たかったなと。
あと選曲が、前作は盛り上がる感じだったのに、今作はバラード調だったのも盛り上がりに欠けました。
パフォーマンス自体は良かったんですけどね。もう少し盛り上がる曲なら、もっと良かったです。
それ以外は、ストーリーも良く、前作の登場人物も良くで文句なし!でした。
前作ではありえない意外なカップルも誕生してたし(笑)
前作が楽しめたら、今作も十分楽しめるんじゃないでしょうか。
青春映画の決定版、「ピッチ・パーフェクト2」おすすめです。
前作の感想はコチラ
個人的点数:88点
(ファット・エイミーの恋の相手に注目!)