バレンタインデー
あらすじ
恋人たちの記念日バレンタイン。
花屋を営む男リードは、恋人のモーリーにプロポーズのOKを貰い、幸せの絶頂にいた。
リードは「親友」のジュリアにプロポーズ成功の報告をするが、そのジュリアも理想の恋人をゲットして幸せの中にいた。
その頃、ジュリアの友人カーラは「バレンタイン嫌いパーティー」の参加者が未だ0な事に絶望していた。
そんなカーラがマネージメントをしているショーンは、ある秘密を抱えていて…
登場人物
リード…花屋を営む「今世界中で一番幸せな男」
ジュリア…リードの親友。医者の恋人がいる
カーラ…バレンタイン嫌いのジュリアの友人
リズ…恋人にある秘密を抱える女性
一言コメント:人生いろいろ、カップルもいろいろ
感想(ネタバレ注意)
本日はバレンタインという事で、それに合ったこの映画の感想を書きたいと思います。
本作は、10組のカップルのバレンタインの一日を描いた群像劇です。
この映画の特徴は、出演者が豪華な事。
ざっと並べただけでも、アン・ハサウェイ、ジュリア・ロバーツ、ブラッドリー・クーパー、アシュトン・カッチャー、テイラー・スウィフト、エマ・ロバーツ等、他にも主演級の俳優が沢山出演しています。
特にテイラー・スウィフトに至っては10組のカップルに入っていない、完全な脇役としての出演。
あのテイラー・スウィフトがこのチョイ役でいいの?とちょっとビックリしましたね。
で、本作の感想としては、普通に面白かったです。
この手の出演者が豪華な映画って駄作が結構多いんですが、個人的な感想としては本作はそれに当てはまらず。普通に面白かったです。
本作の何がいいって、多彩な10組のカップルですよね。
10組のカップルは、それぞれ今現在置かれた状況も事情も違うんです。
例えば、プロポーズが成功して幸せ絶頂のカップルがいたり。
ラブラブカップルだけどバレンタインデーは彼氏の仕事で会えないカップルがいたり。
お互い初体験の相手で今でもラブラブな老夫婦だったり。
付き合いたてほやほやで初々しいカップルがいたり。
他にも6組のカップルが登場します。
で、表向きはどこも幸せなんだけど、バレンタインデーが朝から昼、夜に差し掛かってくると、それぞれのカップルの事情が見えるようになるんですね。
例えば、プロポーズ成功カップルは、実は彼女の方は結婚に乗り気じゃなかったり。
彼氏が仕事だと思ったら、実は既婚者で妻と娘に会いに行ってるだけだったり。
老夫婦の奥さんは実は過去に浮気した経験があったり。
付き合いたてカップルの彼女は彼氏に言えないバイトをしていたり。
その事情が色んな騒動をもたらして、そしてカップルにはそれぞれの「結末」が訪れます。
この結末までの流れが上手いなと言うか、見事だなと。
「このカップルはどうなっちゃうの?」と最後まで気になってみちゃいましたね。
それぞれのカップルがどんな結末を迎えるのか、それに注目して欲しいですね。
後、リードとジュリアが親友、そのジュリアとカーラが友人など、登場人物達はそれぞれ繋がっていて、この繋がりによってカップルが抱えている秘密がバレたり、カップルの考えに影響を与えたりするんですが、その展開が凄いなと思いました。
この「繋がり」に無理がないんですよね。
普通の映画だと「偶然〇〇と会って~」とか「こことここの繋がり無理あり過ぎね?」というのが出てきたりするんだけど、本作はそういうムリヤリ感がなく。
人間関係の作り方が本当に上手いなと思いましたね。
と、褒めてばかりですが、少しだけ気になるのが「付き合うの早すぎね?」という事ですね。
ずっと友人関係だったとはいえ、互いに大好きな相手と別れたばかりなのにとか。
今日であったばかりなのにとか。
ハッピーエンドで終わりたかったんだろうけど、そこは「これから付き合うかも」という描写に留めた方がよかったのかなと。
まあ、日本人だからそう思うかもしれないけど。
海外の人は会ってすぐにチューとか当たり前そうだし(笑)
色々書きましたが、2時間以上ある映画なのに最後まで飽きずに見れて本当に楽しかったです。
最後に、私がお気に入りになった人物を紹介します!
それは、エディソンくんです。
バレンタインデーでほろ苦い失恋、新しい恋の予感、大好きな人との再会と甘酸っぱい経験をしたエディソンくん。
この経験を乗り越えて、きっと素敵な大人になってくれるでしょう!
それにしても、ケイト(ジュリア・ロバーツ)が10時間以上の移動に耐えてでも会いたい相手=エディソンは、ちょっと簡単すぎるクイズでしたね。
個人的点数:71点
(バレンタイン大嫌いパーティーの盛り上がりに注目!)