映画感想ライブラリー

文才ない人間が人気作からB級まで映画を見た感想を書くブログ※辛口注意

パニック・ルーム

 

 

あらすじ

夫と離婚して間もないメグは、11歳の娘・サラと共に、少し前に死去した老富豪が住んでいたニューヨークの豪邸に引っ越してくる。その豪邸は法律上あと数日は入居してはならないと決められていた物件だったが、販売業者のミスでメグ達は予定より早く入居してしまう。

その夜、メグ達が入居していることを知らずに、富豪の遺族の一人であるジュニアが仲間であるラウールとバーナムを連れて邸内に侵入する。ジュニアは屋敷に設けられた緊急避難用の密室「パニック・ルーム」に隠し財産があることを知り、屋敷が人手に渡る前に仲間を連れてこれを秘密裏に奪取しようと考えていたのだった。

強盗達の存在をカメラと物音で確認したメグはすぐに事態を察知し、娘と共にパニック・ルームへと逃げ込んだ。それに対し強盗達は、数々のパニック・ルームの建設に携わってきたバーナムの知識を頼りに、中から出てこさせようと様々な行動に出る…。

 

 

登場人物

メグ…夫の浮気によって離婚し、娘と共にニューヨークの豪邸に引っ越す

サラ…メグの娘。糖尿病を患っている

スティーヴン…有名な資産家で、メグの元夫

ジュニア…亡くなった大富豪の甥。強盗のリーダーで計画の立案者。

バーナム…警備会社に勤めている強盗の一人。温厚

ラウール…強盗の一人。金のためなら人を殺すことも厭わない凶暴な性格

 

一言コメント:仲間が無能ばかりって辛いよね

 

感想(ネタバレ注意)

ジョディフォスター主演、娘役にクリステン・スチュワートとキャストが地味に豪華な映画です。
日本ではあまり馴染みのない?なにか起きた時の為の緊急避難部屋「パニック・ルーム」を中心に繰り広げられるスリラーです。
母子が引っ越した新しい部屋に強盗団が侵入してきてひと悶着起こるっていう話なのですが、強盗側がバカすぎて…。
金持ちの遺産があるパニックルームに母子が籠城してしまったので、なんとかパニックルームから出したくてアレコレ計画を練る強盗側なのですが、住人がいる事がわかっているのに家の中で暢気に話し合いをしてる暇なんてないでしょう。
住人が寝てる事がわかってるんだからさっさとパニックルームに侵入するなり住人を捕まえるなりすればよかったのに。
そして、母子がパニックルームに籠城された後。本人も言ってましたが監視カメラで監視されてるんだからさっさとカメラを壊すなりしないと。パニックルームに詳しいプロがいるのにやってる事が常に後手でマヌケすぎます。
良い奴っぽいバーナム以外の2人が足手まとい過ぎる。
バーナムも突っ込んでましたが、パニックルームにガスを注入して中の二人が気絶or死んだらどうするつもりだったんでしょう。
パニックルームの二人が外部に連絡取れないのは知ってるんだから、監視カメラを壊して部屋の前で二人が出てくるのを待ってればよかったのに。
優位な情報を持っているのにそれを活かせない強盗軍団になんだかなあという感じ。
結局は娘の薬を取る為(娘は糖尿病)にメグがパニックルームを出てきたことに偶然気付いて娘もろとも強盗団がパニックルームに侵入する事に成功するわけですが、なんで二人で入っちゃうかなあ。
拳銃持ってるんだから一人は外でサラを監視するとかして手分けすればいいのに。
強盗自身がお互いを信用できないってことなんでしょうけど、案の定外にいた母親に反撃されてやられてるし。

最後まで本当にマヌケな強盗団です。
色々不満を書いてしまいましたが、映画自体はなんだかんだ楽しめました。
パニックルームの中(母娘)と外(強盗)の戦いは結構おもしろかったし、母親が娘の薬を取る為に、パニックルームから出て強盗達と対峙した時はやっぱりハラハラしました。
ジョディ・フォスターはやはり素晴らしい演技をしていますし、若きクリステン・スチュワートも可愛かったです。
スリラー映画好きは十分楽しめる映画ではないでしょうか。

 

個人的点数:64点

(若く可愛いクリステン・スチュワートに注目!)