ゴーストバスターズ(2016年)
あらすじ
コロンビア大学で教鞭をとっていた素粒子物理学博士のエリン・ギルバートは心霊現象を科学的に解明するための研究を行っていた。
しかしある日、かつて自分が幽霊の実在を主張する本を書いていたことが明るみに出たせいで、研究費を打ち切られて大学をクビになってしまう。
居場所を失ったエリンは本の共同執筆者であるアビー・イェーツと共に、自らの知識と技術力を生かすべく、街を襲う幽霊を自分たちの手で退治する計画を立てる。
エリンは原子力エンジニアのジリアン・ホルツマン、地下鉄職員のパティ・トーランを仲間に加え、専門会社「ゴーストバスターズ」を設立し、幽霊退治に乗り出した…。
登場人物
エリン…元コロンビア大学の博士。過去に出した本が原因で大学をクビに
アビー…高校の化学教師で過去にエリンと幽霊本を出版した
ジリアン…アビーの同僚で装置作り担当
パティ…地下鉄職員。のちにゴーストバスターズ入りする
ケヴィン…ゴーストバスターズの受付
一言コメント:リメイク版にも良さはある
感想(ネタバレ注意)
大ヒット映画「ゴーストバスターズ」を女性を主人公にしてリメイクした映画です。
最初に言っときますが、私は嫌いではないです。
オリジナル版を忠実に再現しつつ、幽霊の動画を投稿したら反応が…など、今風にアレンジしてあるストーリーとか、よかったです。
また、4人それぞれのキャラがしっかり立っているのもいい。
オリジナル版と違い、今作の主役エリンは真面目な性格なんですが、そんなエリンが少しずつ「幽霊を信じていた過去の自分」を思い出して奮闘するのも良かったですね。
また、アビーとパティも好きなんですが、私が特に気に入ったのがジリアン。
最初は正直地味だな~と思ってたんですが、ストーリーが進むにつれてどんどんエキセントリックになっていったり、かといって仲間思いな面もあったりして、凄い魅力的なキャラでしたね。
また、忘れちゃいけないのが受付のケヴィンを演じたクリス・ヘムズワース。
正直最初はあまりの無能ぶりにイラついたりしたんですが、映画が終わる頃には「何か許せるかも」という気持ちに変わってましたね。
何か憎めないんですよ(笑)
ストーリーはオリジナル版を基にしっかり現代リメイクしているので、個人的に大きな不満はなかったです。
アビーに幽霊が取り憑いた後のパティとのやり取りは笑いましたし、ラストのアレ(あえて名前は伏せます)との戦いも爆笑しました。
正直、リメイクなのでストーリー展開は、ほぼオリジナルと変わらないんですよ。
オリジナル版を見ていると、今作は正直退屈に思う事もありました。
ただ、その退屈を凌駕するのがゴーストバスターズの4人のメンバーでしたね。
とにかく4人のキャラ立ちが良くて、それだけで映画の続きが見たいと思いました。
オリジナル版のメンバーが今作にもカメオ出演しているので、それに気づく喜びもありましたね。
全体的に絶賛みたいな感想になってしまいましたが、実際に本作は面白かったです。
オリジナル版が名作なので中々見るのに抵抗がある人もいると思いますが、ぜひ騙されたと思って見てください。
予想よりも全然面白いですよ。
個人的点数:72点
(ジリアンの活躍に注目!)