スパイキッズ
あらすじ
世界最強で敵同士であった男スパイ・グレゴリオと女スパイ・イングリッドが恋に落ち、結婚した。
そんな2人から誕生した子供たち、カルメンとジュニ。
だがパパとママがスパイであったことを知らない子供たちは、今となってはダサく地味な両親にうんざりしていた。
そんなある日、スパイの知性を集大成した超機密兵器“第3の脳”をめぐり、それを狙う組織にパパとママが誘拐されてしまう。
残されたカルメンとジュニは両親が残したスパイ・グッズを駆使して、パパとママ、そして地球を救うべく立ち上がった…!
登場人物
グレゴリオ…元有能スパイ。現在は冴えないパパ
イングリッド…元有能スパイ。何かと問題を抱えている子供達を心配している
カルメン…長女。ダメな家族にうんざりしている
ジュニ…カルメンの弟。気弱で学校でいじめられている
イサドール…グレゴリオの兄だが現在は絶縁状態
フループ…ジュニが好きな人気番組の司会者
一言コメント:家族は仲良しが一番!
感想(ネタバレ注意)
第4作まで作られている人気映画の第1作目です。
明らかに子供向け映画なのでどうかな?と思ったんですが、
まあ悪くなかったかな、という感じです。
有能(なはず)のスパイであるパパママが悪い奴に捕らえられたから仲が悪い姉弟が助けに行く、というのが大まかなストーリーなんですが、ストーリーはちょっと笑える要素がある程度で平凡なので置いといて、この映画でよかったのは子供達が駆使する「スパイグッズ」の数々です。
背中に背負うと空を飛べるジェットグッズとか、ガムのように噛んで相手に吐き出すだけで敵を感電できるグッズとか、私が子供だったら間違いなくワクワクして興奮しただろうなという凄い「スパイグッズ」ばかりで、正直ストーリーを追うよりもそっちの方に期待して見てました。
あの「スパイグッズ」の数々はアイディアに溢れていて本当によかったですね。
キャストも、パパ役に『デスペラード』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』等に出演しているアントニオ・バンデラス、叔父のイサドール役にB級映画界の帝王(主観)のダニー・トレホ等、粒揃いなキャスティングになっています。
カルメンとジュニ役の子役も可愛らしいんですが、特にカルメン役の女の子はちょっと小生意気な感じが顔から溢れていてまさに役にピッタリという感じでした。
このカルメンが実は××(本編で確かめてください)なのも、見た目とのギャップで微笑ましかったですね。というかツンデレ?
ストーリーは平凡なのですが、とにかく子供向けに特化しているというか、子供を楽しませようという姿勢が感じられるのはいいですね。
前出の「スパイグッズ」の数々は勿論、敵の手下が人の指みたいな見た目でコミカルな動きをしたり、カルメンとジュニ二人で飛行機に乗って空飛んだり、とにかく子供が見てて楽しい、ワクワクするという描写に溢れていました。
その分大人が見ると少し物足りなさを感じるのですが、子供に向けて作っているので当然だと思います。
敵の倒し方も当然コミカルで血とか全く出てきませんしね。
私は大人なので物足りなさを感じたのですが、子供に見せる映画としては間違いなくオススメです。
少し昔な映画ですが、CG等もそれなりに綺麗で時代を感じませんし。
人気シリーズの第1作目なので、ぜひ一度お試しになってはどうでしょう。
個人的点数:62点
(アイディア溢れる「スパイグッズ」の数々に期待!)