ジュラシック・ワールド
あらすじ
「ジュラシック・パーク」の惨劇から22年、マスラニ社は観光地「ジュラシック・ワールド」を作り、客足が絶えない人気テーマパークになっていた。
そんなジュラシックワールドに来たザックとグレイの兄弟は、叔母でありパークの責任者のクレアを訪ねるが、クレアは遺伝子操作で生まれた新種のインドミナス・レックスに夢中で、アシスタントに二人の世話を押し付けてしまう。
インドミナス・レックスの防護壁に不安を感じたクレアは、恐竜の調教師オーウェンを訪ねる。
実はクレアとオーウェンは過去に色々あって…。
登場人物
オーウェン…恐竜の調教師。ラプトルを調教する
クレア…ジュラシックワールドの責任者
ザック…クレアの甥。ナンパな性格
グレイ…ザックの弟。恐竜大好き
一言コメント:遺伝子操作って、ズルい!
感想(ネタバレ注意)
クリス・プラット主演、「ジュラシック・パーク」シリーズ第4作目です。
う~ん、正直、予想よりは面白くなかったです。
何だろう、確かに盛り上がりどころはしっかりしてたと思うんですよ。
インドミナス・レックスが逃げた→実は隠れてて待ち伏せしてた→予想より頭いいじゃん!
っていう流れは、「なに、コイツやばくない?」とワクワクしたし。
プテラノドンとかが観光客を襲い始めた時は「地獄絵図だな…」と思ったし。
面白いなと思うとこはいくつもあったんです。
ただね、とにかくインドミナス・レックスが頭が良すぎる!
完全に人間よりも賢さは上だし、そんなインドミナス・レックスに翻弄されまくる人間側がバカ過ぎない?と思ってしまう。
あと、インドミナス・レックスは確かに強くて頭も良い完璧な恐竜ですよ?
でも、あくまでも遺伝子操作された「作り物」なんだよね
どんなにインドミナス・レックスの凄いところを見せられても、結局作り物だからどっか引いてみちゃうというか、「そりゃそうだ」と思っちゃうんですよ。
実際にラプトルやら何やら色んな恐竜の良いところを取ったハイブリッドだから、最強なのは当たり前だし。
それで、このインドミナス・レックスはクレアに導かれた「恐竜最強」のティラノサウルスと戦うんですが、基本的にティラノサウルス劣勢。
作り物が本物に勝っちゃうって、普通に冷めるよね
それで、最終的にインドミナス・レックスに止めを刺すのは湖にいたモササウルスなんだけど。
そこはティラノサウルスにやらせろよ!って普通は思うよね
何の前触れもなく突然出てきたモササウルスにやられてもさあ…。
何のカタルシスも喜びもあったもんじゃないですよ。
この辺の決着はもっとちゃんとしなくちゃいけないのに、適当過ぎたと思う。
何より、インドミナス・レックスがあまりに最強恐竜過ぎて、それがマイナスポイントになってる気がする
恐竜以外の人間部分の話ではザックとグレイの不仲兄弟の仲が改善されたのは良かったと思うし、そんな二人とクレアの関係も良かったと思う。
ただ、クレアとオーウェンのイチャコラはまたかと思いました。
ネタバレで、二人は過去にデートした間柄なんだけど、それが最初にわかった時点で「恋愛要素あんまりいらないなあ…」と思ってしまった。
実際は、そこまで恋愛描写が濃くなくて良かったけど。
とにかく、本作はつまんなくないんだけど、人気シリーズの続編というには不満な出来だったかなという評価です。
続編があるそうですが、続編では作り物じゃない、本物の恐竜の凄さが見たいなあ。
個人的点数:52点
(インドミナスとティラノサウルスの最強決定戦に注目!)