ミュータント・タートルズ
あらすじ
チャンネル6のレポーター、エイプリル・オニールはニューヨーク市の港で犯罪シンジケート「フット団」の構成員達が忍者らしき集団に襲われる場面を目撃したが、上司も証拠が無いと信じなかった。
ジャーナリストとして名を挙げたいエイプリルは謎の忍者集団について自分なりに調べ続け、地下鉄に現れたフット軍団を叩きのめす忍者軍団の様子を写真に収める事に成功する。忍者は人語を喋る亀で、師匠は人語を喋る鼠だった。
彼らの姿と名前を聞いたエイプリルは、ある事を思い出す。それは自身と父に関することで…。
一方、フット軍団達はある邪悪な企みを遂行していた…。
登場人物
レオナルド…タートルズのリーダーで刀の達人。真面目な性格。鉢巻は青
ラファエロ…タートルズのメンバーで釵の達人。短気な性格。鉢巻は赤
ミケランジェロ…タートルズのメンバーでヌンチャクの達人。明るいお調子者。鉢巻は黄
ドナテロ…タートルズのメンバーで棒術の達人。メカヲタク。鉢巻は紫
エイプリル…チャンネル6のリポーター。将来はジャーナリスト志望
ヴァーン…エイプリルの同僚で彼女に気がある
エリック…大企業サックス社の社長でエイプリルの父とは顔見知り
一言コメント:早めのネタバレ=後に衝撃の展開ではない
感想(ネタバレ注意)
ミーガン・フォックス出演、日本でもアニメが放送されていた人気アメコミの実写映画です。
うん、なんでしょう…。
あまりおもしろくなかったです。
アニメ版は昔見ていて記憶も薄っすらある程度なんですが、この実写版はあまり面白さを感じられなかったです。
まず、ストーリーは先の展開が普通に読めます。
エイプリルの父と一緒に研究していたエリックが悪なのはすぐに読めましたし(実際速攻に裏の顔をバラしてました)、タートルズの血液に混じってる抗体?を敵が狙ってるのも予想できました。
ストーリーはとにかく平凡でつまらないですね。
そして、アクション等タートルズの活躍部分ですが、なんででしょうね。
あまり燃えなかった
それなりに激しいアクションをしていたし、そこそこの迫力もあったと思います。
でもなんでか、私はあまり興奮しなかったです。
理由を考えてみて、多分タートルズが明らかなCG、着ぐるみ?で生身の人間じゃなかったからかなあ?ちょっとわからないけど。
多分、この映画一番の見せ場であろう雪山を滑走するシーンなんだけど、動きというか展開が早すぎて何が起きてるかわからないことが多々あって、なんかもったいないなあと思ってしまったり。
雪山を滑り降りながらタートルズ達と敵との攻防は面白かったのに、今誰が喋った?とか今何が起こった?って事が結構ありました。
この辺、もうちょっと工夫があればよかったかも。
かと思えば、ラストのフット団のボスとタートルズが戦う場面ではスローになるシーンもあったり、なんとなく演出がチグハグというか、これ雪山でやればよかったんじゃないの?と思ってしまったり。
そもそも全体的に展開が速すぎるというか、勢いありきでノンストップな感じなんですよね。
エイプリルとタートルズの関係とか、エリックの正体とか判明するのが早すぎるし、この辺が早々に判明するから後の展開にはこっちを驚かすような衝撃の展開やどんでん返しがあるのかと思ったら、そんな事はないままそのまま勢いで走り抜けちゃいました。
同じような勢いありきの映画に『LUCY/ルーシー』がありますが、あっちはツッコミどころ満載である意味見る側を楽しみませてくれますが、この映画は本当に勢いだけでツッコミどころが多いわけでもなく、単純につまらないんですよね。
多数ある小ネタで笑ったこともありましたが、全体的にストーリーもアクションも物足りないと感じました。
ストーリーもアクションも不満がありましたが、主役であるタートルズ達はキャラが立っててよかったですね。
4人それぞれの性格がとてもわかりやすく描写されてて、見てる方も4人の差別化がしやすかったし、役割分担がしっかりしてるのもいい。
人間側のエイプリルもそれなりにキャラ立ちしていましたが、バカにされてクビになったチャンネル6を見返したりする場面があればもっとよかったかも。
ヴァーンと安易にくっつかないのはよかったけどね。
とにかく全体的に物足りない映画。
せっかくタートルズという人気アメコミを原作にしているんだから、もうちょっと上手く作れば傑作になる可能性もあったのに。
色々残念な映画ですね。
最後に。ミーガン・フォックスって本当にセクシーですね。
個人的点数:44点
(タートルズ4人の活躍に注目!)
▽アニメ版